今年78歳になる母がこんな話をしてきました。
今は車に乗れるからお墓参りにいけるけど、もうちょっとして車の運転ができなくなってきたらお墓はどうしたらいいのだろう?
私がいつも一緒にいられればよいのですが、残念ながら普段は海外住まい。
そして老いていく母を放置はできないので、いずれは海外に連れて行こうと思っています。
そうなるとどうしてもお墓参りの頻度は劇的に落ちてきます。
物理的にどうしようもないのです。
墓じまいをするしかないのですが、それが亡くなった父や祖母に対して申し訳ない事をしているような、そんな感覚になっているそうです。
父が亡くなって約20年。
母は頻繁に墓参りに行っていました。
股関節を人工のものに変えた時は動けませんでしたが、それ以外はいつも。
これだけ思っているというのに申し訳ないという話花井と思います。
我が家には仏壇があります。
それを持って私の家に越してもらい、写真を見ながら、家族で亡くなった父や祖母のことを会話に出しながら食事をすることの方が大切な供養ではないか?と母と話をしました。
墓参りも大切。
でももっと大切なのはその人達を忘れないことと、生きている人間が笑顔になること。
故人達は生きている人を犠牲にして喜ぶわけはありません。
一カ所で一生を過ごすのを基本としていた昔のお墓の考え方が変わりつつあるのでは?と思います。
共同墓による永代供養もこれからの1つのお墓の形だと思います。
私たちは10,000円で永代供養をさせていただいております。
ご遺骨は私たちにお任せいただき、みなさんは生きる人間としてしっかりと生きていくこと。これが供養だと思います。
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